児童の個人情報紛失 坂出の小学校教諭 香川
2009年6月5日7時58分配信 産経新聞
香川県坂出市の市立中央小の40代の女性教諭が、児童の生年月日や住所など約160人の個人情報が記録されたノートパソコンなどを紛失していたことが4日、同市教委などへの取材でわかった。女性教諭は坂出署に盗難届を出しているという。同市教委の樋本保男教育部長は「保護者に報告し、理解を得られたため公表しなかった」としている。
同市教委によると、女性教諭は5月1日午後6時半ごろ、帰宅途中に訪れた市内の医療機関に自家用車を駐車。受診後に車に戻ったところ、後部座席の床に置いていたかばん2個がなくなっているのに気づき、同小などに連絡。紛失を受け、同月2、3の両日、同学年の45世帯を訪ねるなどして謝罪した。
かばんには、同小3年の児童34人の氏名や性別、生年月日が記載された書類のほか、年賀状作成ソフトに女性教諭の知人ら約130人の住所録などを記録した私物のノートパソコンなどが入っていたという。
女性教諭は「車はリモコンキーでロックしていた」と話しているが、車には無理にこじ開けた形跡はなかったという。
同市教委は改めて教職員らに情報管理の徹底を呼びかけている。