個人情報:福井工大教授、487人分入ったパソコン盗難被害 /福井
2009年6月9日16時2分配信 毎日新聞
福井工業大学は8日、原子力技術応用工学科の男性教授(50)が所有する学生の成績評価などが入ったノートパソコンなどが盗まれたと発表した。教授は福井署に被害届を提出したが、今のところ個人情報の悪用などは確認されていないという。
同大によると、今月4日午前8時ごろ、教授が福井市文京5のコンビニエンスストアで、自転車の前かごにかばんを入れたまま買い物をし、数分後に戻ってきた時にはかばんは無くなっていた。中に入っていたノートパソコンやUSBメモリーには08年度に入学した学生382人が受けた英語と数学の学力テストの結果、01と02、07年度に教授が受け持った学生97人分の出欠状況や成績評価など計487人分の個人情報が入っていた。
教授はすぐに同署に届け出て、同日夕方に大学に報告したという。同大の金井兼理事長は「学生や関係者に多大なご迷惑をおかけした」と謝罪した。【安藤大介】
6月9日朝刊