臨時県立学校長会議:不祥事の根絶指示 /福島
2009年6月30日16時1分配信 毎日新聞
相次ぐ教職員の不祥事を受け、県教委は29日、福島市で臨時の県立学校長会議を開き、再発防止を指示した。遠藤俊博教育長は「教訓が生かされていない。同じ学校で飲酒運転が繰り返され、わいせつ事案の処分発表の2日後にまたわいせつが起こった。一人一人が自分と無関係と考えている」と叱責(しっせき)した。
県教委によると、今年度は同日までに9人が処分を受け、須賀川高の無免許運転と相双地方の高校のわいせつ行為など未処分がまだある。
会議では▽非常勤職員の指導強化▽生徒と携帯電話やメールを安易にやり取りしないこと▽成績などの個人情報管理▽交通法規順守−−などの徹底を申し合わせた。遠藤教育長は会議で「また同じ話か、県教委のアリバイ作りだ、と批判されることは覚悟しているが、教育の信頼を取り戻すため、皆さんの協力が必要だ」と呼びかけた。【関雄輔】
6月30日朝刊