2人きりの夜の車の中で…24歳・長野県職員「女子高生の身体をスマホで撮影か」逮捕直後の奇妙な行動

夜の路上に停められた乗用車。男は車の中で、2人きりになった女子高生の身体をスマートフォンで撮影したとされるーー。 警視庁赤坂署は3月19日、長野県上田市に住む坂中勇磨容疑者(24)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕した。坂中容疑者は、長野県企業局の上田水道管理事務所で働く職員。未成年の少女の裸の動画や写真をスマホで撮影したという。 「逮捕容疑の事件は’23年12月2日、夜6時から8時ごろに起きたとされます。被害者は、SNSを通じて坂中容疑者と知り合った当時16歳だった女子高生Aさん。坂中容疑者は、長野県内に停めた自分の車の車内で、Aさんの身体を撮影したとされるんです。 昨年7月、別の案件でAさんの知り合いが赤坂署に被害相談をします。その捜査過程で、今回の事件が発覚しました。坂中容疑者は警察の取り調べに対し『18歳未満とは知りませんでした』と容疑を否認しているそうです」(全国紙社会部記者) 本誌カメラマンは、逮捕直後の3月21日に行われた坂中容疑者の送検を撮影した。長髪に黒縁メガネ姿の坂中容疑者。両腕を前方にピンと伸ばしたまま護送車に乗り込むという、奇妙な行動をとっていた。 ◆「要求したことは間違いありません」 官庁や自治体の職員による、女性へのわいせつトラブルが相次いでいる。以下に最近起きた事案を紹介したい。 ・昨年11月、富山県の20代男性職員が逮捕される。オンラインゲームで都内の中学校に通う少女と知り合い、裸の画像を送るようダイレクトメッセージで要求。少女は断ったが、彼女が学校から貸し出されたパソコンや母親のスマホで男とやりとりをしていたため事件が発覚。男は警察に対し「要求したことは間違いありません」と供述した。 ・昨年12月、財務省に勤める40代の男性職員を逮捕。研究員として籍のある大学の最寄り駅のエスカレーターで、20代女性のスカート内を盗撮。数日後に都内の駅で撮影されたとされる別の女性の被害相談から事件が発覚した。男のスマホには、複数の盗撮画像が保存されていたという。 元神奈川県警の刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。 「ほとんどの公務員は真面目に一所懸命働いてます。しかし中には残念ながら、自分たちは国や自治体の政治経済を担っているんだというプライドが過剰に強い人間もいるのでしょう。ごく少数ながら、世間の一般的な感覚とかけ離れた職員がいる。多少の罪悪感があっても、普段は重責を担って仕事をしているんだからと、自分の欲望を理不尽に満たすような行動でも正当化してしまうのかもしれません」 冒頭で紹介した事件で、坂中容疑者のスマホからは他にも複数の女性の画像が見つかっているという。警察は余罪についても調べている。

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