<PC管理妨害ソフト>中学教諭が作成、校内パソコンにインストール 高松

<PC管理妨害ソフト>中学教諭が作成、校内パソコンにインストール 高松
毎日新聞 2013年5月10日(金)17時43分配信

 高松市立中学校の教諭が12年、私物USBを使えなくするパソコンの管理運用システムの機能を遮断、妨害するソフトを作成して校内のパソコンに無断で組み込み、データを私物USBに保存できるようにしていたことが9日、市教委への取材で分かった。同僚の教諭ら十数人がこのソフトを利用し、データをUSBなどに取り込んでいたという。

 市教委では、教諭が児童生徒の個人情報などが入ったUSBを紛失する事案が相次いだため、11年11月、管理職が許可していないUSBの使用を拒否する機能などを備えたパソコン管理運用システムを、市立の全小中学校に導入した。校内パソコンで使えるよう設定された一部のUSBを除く私物USBは校内のパソコンに接続しても使えず、管理職用のパソコンに警告表示が表れる仕組み。

 市教委などによると、システム導入後の12年、同校のパソコンがウイルス感染しているのを市総合教育センターが確認した。パソコンを詳細に解析したところ、管理運用システムを機能しないようにするソフトが無断でインストールされていたことが分かった。

 連絡を受けた同校が教諭らに聞き取り調査を行った結果、教諭の一人がソフトを作成して教務室のパソコンにインストールし、他の教諭や講師十数人がソフトを利用して許可なく私物USBに情報を取り込んだことが判明したという。

 ウイルス感染の原因は分かっていないが、ウイルスに感染した教員の私物USBからパソコンに感染した可能性があるという。情報流出などの被害は今のところないという。

 市教委は市立学校情報セキュリティー対策基準に反する服務規律違反の行為として、県教委に報告。県教委は教諭らを処分するかどうか検討している。【久保聡】

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