県迷惑防止条例違反:女子高生触った容疑の教諭、懲戒厳格化で免職も /大分

県迷惑防止条例違反:女子高生触った容疑の教諭、懲戒厳格化で免職も /大分
2009年7月12日16時2分配信 毎日新聞

 10日夜、JR豊肥線の列車内で女子高校生の体を触った県迷惑防止条例違反容疑で大分市立教諭が現行犯逮捕された。県教委は11日、教育事務所長会議を開き、市教委も緊急校長会で対応に追われた。県教委は今年4月、児童生徒へのスクール・セクハラに関して「免職とすることができる」と懲戒処分基準を厳格化しており、小矢文則県教育長は「捜査状況を見極め、厳しく対処する」と述べた。
 逮捕されたのは、大分市富士見が丘、市立下郡小教諭、佐藤徹容疑者(45)。容疑は、10日夕、滝尾駅−敷戸駅間で、近くに立っていた市内の高1女子(15)の体を4分間触ったとされる。容疑を認めているという。
 大分市では昨年7月、別の市立小の男性教諭が女子高校生のスカートをのぞき見たとして、同容疑で逮捕された。この教諭の懲戒処分が停職3カ月だったため、県議会などで処分基準の甘さが指摘されていた。
 市教委は緊急校長会で、夏休み中に全教職員を対象に個人面談し、個人的な悩みも把握することを求めた。足立一馬教育長は「同じような事件が繰り返され、残念でならない。面談で教職員一人一人を知る努力をしてほしい」と述べた。【梅山崇、古田健治】

7月12日朝刊

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