「教養高めて」 不祥事続き、県教委が講師に研修 福島

「教養高めて」 不祥事続き、県教委が講師に研修 福島
2009年8月3日 朝日新聞

 講師による不祥事が相次ぐ中、福島県教委は7月29日から県立学校の全講師を対象に研修を始めた。講師への研修は近年、校内でしか行っていなかった。県内7カ所での開催となり、この日は福島市で講師ら148人を前に、遠藤俊博教育長が講話を行った。立て続けに起きた講師の不祥事について「非常にショック」とし、講師でも県民にとっては同じ教員であることを自覚するよう訴えた。さらに、「常識のある人間であってほしい」とし、読書で教養を高めたり、地域の大人との交流を深めたりするよう求めた。

 遠藤教育長は、県教育界の現状にもふれて「教育改革を進めようとしているが、不祥事を防ぐことに精力を費やして新たな教育の課題に取り組めない」と危機感をあらわにした。この日は不祥事の事例研究なども行われた。

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