鶴岡の酒気帯び運転死亡事故:元中学教諭に実刑 懲役1年6月判決−−地裁 /山形

鶴岡の酒気帯び運転死亡事故:元中学教諭に実刑 懲役1年6月判決−−地裁 /山形
2009年9月4日12時1分配信 毎日新聞

 酒気帯び運転で、男性をはねて死亡させたなどとして、自動車運転過失致死や道交法違反(酒気帯び運転)などの罪に問われた鶴岡市淀川町の元中学教諭、村上五郎被告(68)の判決公判が3日、地裁鶴岡支部であった。梶智紀裁判官は「早く帰りたいなどという身勝手な動機から犯した行為に酌量の余地はない。被害者遺族に十分な慰謝をせず、事故後も飲酒を続ける態度は強い非難に値する」などと指摘し、懲役1年6月(求刑・2年6月)を言い渡した。
 判決後に梶裁判官は村上被告に「先生という仕事をしていたあなたの行為は多くの人に影響を与えた。刑事的責任以外に道徳的な責任をどう取るのか、よく考えてください」と呼びかけた。
 起訴状などによると、村上被告は3月22日午前1時ごろ、同市大山の市道で酒気帯び運転をして、近くの無職、鈴木邦男さん(当時66歳)をはね、死亡させた。【長南里香】

9月4日朝刊

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