<着服>高校教諭が卒業生会費750万円 島根

<着服>高校教諭が卒業生会費750万円 島根
2009年9月12日21時9分配信 毎日新聞

 島根県教委は12日、県立大田高校(石飛静雄校長)の男性教諭(54)が卒業生会の会計から約750万円を着服していたと発表した。教諭は「詐欺被害に遭い、支払いを消費者金融などから借りて雪だるま式に借金が増えたため、その返済に充てた」と話しているという。県教委は懲戒処分を検討している。

 県教委によると、教諭は同校の卒業生で、08年度から卒業生会の会計を担当。昨年7月から今年8月まで十数回にわたって計約750万円を金融機関から引き出した。うち約200万円は今年2月に返済した。

 県教委に対し、教諭は複数の詐欺に遭い、支払いのため消費者金融などから借金したと説明。「借金返済などでこれまで1000万円以上を支払った」と話しているという。今月11日に校長らが教諭から卒業生会の通帳を回収し、着服が発覚した。教諭は返済の意思を示しており、卒業生会は告訴しない方針という。【御園生枝里】

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