北九州市で中学生2人が殺傷された事件で、14日鑑定留置を終えた平原政徳容疑者について、検察が再度の鑑定留置を検討していることがわかりました。 去年12月、小倉南区のファストフード店で、中学生の男女2人が刃物で殺傷され、平原政徳容疑者(44)が殺人などの疑いで逮捕されました。 平原容疑者は男子中学生への殺意を否認し、女子中学生へは殺害行為自体を否認しています。 福岡地検小倉支部は、平原容疑者の当時の精神状態などを調べるため3カ月近くの鑑定留置を行い、14日に終えましたが、捜査関係者によりますと、更に調べる必要があると判断し、裁判所に再鑑定を請求する方針ということがわかりました。 検察は再鑑定の結果を踏まえ、起訴に向けての判断をする方針です。