児童28人に土下座強要 前橋の小学教諭 頭髪からかう曲注意
2009年12月25日15時29分配信 産経新聞
前橋市立桃木小学校(同市上沖町)で、頭髪が薄いことを嘲笑(ちょうしょう)する内容の歌が校内放送で流れたことなどに怒った40代の男性教諭が、児童28人に土下座をさせていたことが25日、分かった。同校では「不適切な行為だった」として、男性教諭と斎木雄造校長が児童の家庭を訪ね、謝罪した。
同校によると、歌が流されたのは今月3日昼の校内放送。放送委員会の顧問である男性教諭は、CDを持ち込み歌を流すように求めた6年の男子児童に対し、「人の体つきを笑うのはよくない」と説諭。「誠意を持って心から謝るには、土下座という方法がある」などと土下座を強要した。
翌4日には、校内放送を聞いて笑ったとして、4年生27人に土下座させた。
男性教諭も髪が薄いというが、「人の心を思う気持ちを教えるつもりだった」と話しているという。