私大一般入試でミス相次ぐ 京滋など全国で

私大一般入試でミス相次ぐ 京滋など全国で
2010年2月9日21時49分配信 京都新聞

 京都と滋賀をはじめ全国の私立大の一般入試でミスが相次いでいる。同志社大や龍谷大などに続き、京都産業大でも9日、計3件の出題ミスが判明した。大手予備校関係者は「入試制度の多様化で教員の負担が重く、チェックが行き届きにくくなっているでは」とみている。
 1月から始まった京滋の私大一般入試は、同志社大で「化学」、龍谷、京都女子、同志社女子の各大学で「日本史」に出題ミスがあり、立命館大でも板書ミスによる試験の受け直しがあった。
 京産大では「物理」で高校の履修範囲を超えて出題、「政治経済・現代社会」「化学」では問題文の不備があり、それぞれ全員正解とした。ミスの続発に「学内のチェック体制をさらに強化し再発防止に努める」(京産大入学センター)としている。
 関西学院大も3、6、9日にそれぞれ出題ミスを公表した。
 文部科学省の調査によると、国公立大に比べて私大の入試ミスは年々増加傾向にあり、2003年度の86件から昨シーズンは223件の約2・6倍に増えている。

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