懲戒処分:吉賀・六日市中の講師を免職処分 部費など27万円窃盗−−県教委 /島根
2010年2月16日17時1分配信 毎日新聞
県教委は15日、校内の金庫から部費など現金27万6358円を盗んだとして、吉賀町立六日市中学校の間島寿(ひさし)講師(33)を同日付で免職の懲戒処分にしたと発表した。また、管理監督・指導が不十分だったなどとして、同校校長を戒告処分とした。
県教委によると、昨年4月に着任した間島講師は、同24日から12月23日までの間に印刷室にあった金庫から計27万6358円を数回に分けて盗み出した。12月24日午前、金庫に保管してあった現金がないのを教員が発見。間島講師はその日午後から行方不明になった。同26日に広島市内から「所持金がなくなった」などと同僚に連絡があり、迎えに行った同校職員が同市内で間島講師を発見。間島講師は同日、津和野署に出頭して現金を盗んだことを認めた。同28日には全額弁済したという。
間島講師は今年1月18日に窃盗容疑で益田区検に書類送検されたが、同29日に起訴猶予処分になっている。
間島講師は盗んだ現金はパチンコに使ったと話し「ばかなことをしてしまい、お世話になった先生や生徒たちに申し訳ない。これからはギャンブルに手を出さず、地道に働きたい」と反省しているという。
今年度中に県教委が下した懲戒処分は今回で8件目となる。【目野創】
2月16日朝刊