教諭、生徒殴り顔の骨折る 宮崎市立中
2010年9月16日 朝日新聞
宮崎市立中学の男性教諭(48)が7月28、29の両日、中学3年の男子生徒2人の顔などを拳で殴り、うち1人の生徒に左目付近の骨が折れる1カ月の重傷を負わせていたことが分かった。
市教委学校教育課によると、男性教諭は3年の学年主任。夏休み中の7月29日、体育大会の応援の練習のために登校していた男子生徒1人を相談室に呼び、生活態度を指導する中で顔を殴り、左目付近の骨が折れるけがを負わせた。前日にも同様に別の生徒の顔や腹部を殴り、左唇が切れるけがを負わせたという。
この教諭は左目付近の骨が折れた生徒を、殴った直後に眼科に連れて行き、校長とともに保護者らに謝罪。もう1人の生徒の保護者にも、後日謝罪したという。
左目付近の骨が折れた生徒は、左目の視力が1.2から0.5に低下。保護者からは宮崎南署に被害届が出されたという。
学校の調査に対し、この教諭は生徒を殴った理由について「他の生徒も含む5〜6人による7月下旬の問題行動について問いただしたが、2人は『やってない』と言い張ったため」と説明したという。
県教委は「市教委から詳細を確認した上で、処分が必要かどうか検討する」としている。