暴言:教諭が暴言、男子児童が不登校に 押し倒され「うそつき」−−敦賀 /福井

暴言:教諭が暴言、男子児童が不登校に 押し倒され「うそつき」−−敦賀 /福井
毎日新聞 2011年3月6日(日)14時36分配信

 敦賀市内の小学校で昨年12月、中学年の男子児童が30代の男性教諭に床に押し倒されたり「うそつき」など暴言を受けたとして、不登校になったことがわかった。児童は今年1月に転校したが、現在も登校できない状態という。市教委は「行き過ぎた指導だった」としているが、体罰とは認めていない。【酒造唯】
 保護者などによると、児童は昨年12月、集団登校中に別の登校班に入っていたことを、集団登校担当の教諭からしっ責された。児童は「自分の班を見失った」と説明したが、教諭に胸ぐらをつかまれ、床に押し倒されたり突き飛ばされたりし、「うそつきで最低なやつ」などと言われたという。さらに「自分の最低なところ、うそつきなところ」というテーマで反省文を書くよう指示された。児童はショックで翌日から登校できず、教諭は今年1月、保護者に謝罪文を手渡した。
 保護者は「うそつきなどの暴言を撤回しないまま1カ月も放置しており、形だけの謝罪では納得できない。市教委はしっかり指導してほしい」と話している。
 下野弘喜・市教育長は「行き過ぎた指導があり、学校側の児童や保護者への対応も不適切だった。対処は県教委とも相談して決めたい」としている。

3月6日朝刊

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