<君が代>起立妨害で元教諭の罰金刑が確定へ
毎日新聞 2011年6月18日(土)1時21分配信
04年3月の東京都立板橋高校の卒業式で、保護者に君が代斉唱時の着席を呼び掛け式進行を妨害したとして、威力業務妨害罪に問われた元同校教諭、藤田勝久被告(70)の上告審で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は判決を7月7日に言い渡すと決めた。結論見直しに必要な弁論を開いておらず、罰金20万円とした1、2審判決が確定する見通し。弁護側は「元教諭の行為を処罰するのは、表現の自由を保障した憲法21条に反する」と上告していた。
1、2審判決によると、来賓だった藤田元教諭は卒業式前、保護者に斉唱時の着席を大声で呼び掛けたうえ、校長の制止に従わず開式を2分遅れさせた。1審判決は「罪の成立は明らか」と指摘。2審は、「元教諭は、式進行を円滑に行おうとした校長の権利を侵害しており、処罰は憲法21条に反しない」と判断していた。