堀越学園:地代滞納 3〜4年前から滞る−−土地所有者 /群馬
毎日新聞 2012年1月7日(土)11時42分配信
学校法人堀越学園(高崎市、王豊理事長)が地代滞納を理由に、中山キャンパス(同市吉井町岩崎)の一部土地の賃貸借契約を解除された問題で、土地所有者が毎日新聞の取材に応じ「3〜4年前に地代が滞るようになり、何度催促しても、ほとんど支払われることはなかった」と述べた。
所有者によると、同学園が運営する創造学園大の前身、高崎芸術短大が開学した1981年ごろ、父親が学園との間で土地の賃貸借契約を結び、地代を固定資産税などの支払いに充ててきた。契約には「無断進入禁止」の看板を立てた構内道路のほか、学生送迎用の大型バス駐車場の土地なども含まれていた。
所有者は「教育の場だからとずっと我慢してきたが、税金分が持ち出しになっているので契約解除を決断した」と語った。構内道路を通る送迎用バスには、特別に「通行証」を出しているという。【増田勝彦】
1月7日朝刊