<PTA会費流用>和歌山の県立高校、教員の出張費などに
毎日新聞 2012年3月21日(水)13時51分配信
和歌山県立高校の大半で、PTA会費など保護者からの徴収金が、教員の出張費や校舎修繕費の一部に充てられていることが同県監査委員の調査で分かった。本来は県からの「運営管理費」で賄われるべきだとして、県は是正するよう文書で一部の学校に注意した。
監査委員によると、分校を含む全県立高校35校の大半で、県内外で開かれる研究会や部活動などへの教員の出張費や窓ガラスなどの校舎の修繕費に徴収金が充てられていた。
和歌山市内の県立高校によると、生徒1人当たり年間3万〜5万円のPTA会費を徴収し、うち年間200万〜300万円を校舎の修繕費に使っていた。こうした運用は長年続いていたといい、同校は「PTAの承認を得ており、問題ないと思っていた。今後は会計のすみ分けができるよう見直したい」としている。
県教委総務課によると、施設修繕などのための各学校への管理費は年間約2000万〜5000万円。出張にかかる旅費は学校長の許可を得て、県教委から支払われる。【藤顕一郎、川畑展之】