東大、論文不正疑惑を調査…教授が引責辞職

東大、論文不正疑惑を調査…教授が引責辞職
読売新聞 2012年4月5日(木)14時50分配信

 東京大学は5日、米国の有力科学誌「セル」などに掲載された同大分子細胞生物学研究所の加藤茂明教授らの論文に不正があったとの通報を学外から受け、調査を進めていることを明らかにした。

 加藤教授は論文執筆の責任を取り、3月末で辞職した。

 同大によると、今年1月、加藤氏の関わった論文24編に捏造(ねつぞう)や改ざんの疑いがあるとの通報が、学外から郵送で寄せられた。通報に24編の掲載時期や表題が具体的に記されていたことなどを同大は重視し、科学研究行動規範委員会で、研究データの捏造、改ざん、盗用といった研究不正の有無を視野に、通報翌日から調査を始めた。

 加藤氏らは、「セル」に2003年に掲載された論文について、「図表がデータを正確に表していない」として3月に取り下げていた。

 同大は、同委員会の結論を待って、処分するかどうか決める。加藤氏は「すべて大学側に判断をゆだねており、現在はコメントすることはできない」と話している。

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