堀越学園:構内道路、地主が通行止めに 「地代払われず」 /群馬
毎日新聞 2012年7月2日(月)11時3分配信
学校法人堀越学園(高崎市、大島孝夫理事長)の中山キャンパス(同市吉井町岩崎)で、借地上の構内道路に土地所有者がロープを張り、通行止めにしたことが1日、わかった。県道との交差点には信号機があり主に車の出入りに使われており、学生送迎用の大型バスが構内に入れなくなった。
土地所有者によると、この土地は駐車場などとともに賃貸借契約が結ばれていたが、3年ほど前から地代支払いが滞り、契約を解除して昨年12月末に「通行禁止」の看板を立てた。その後、滞納地代を分割払いすることで合意したが、2回支払われただけだった。督促に対し、学園側から何の連絡もないため、6月30日に通行止めにしたという。土地所有者は「学生には迷惑がかからないよう配慮してきたが、約束が守られないので、やむを得ない」と話した。
同キャンパスには、創造学園大創造芸術学部と高崎保育専門学校、財務部門の事務所がある。【増田勝彦】
7月2日朝刊