体育授業や部活の生徒死亡、12年間で470件

体育授業や部活の生徒死亡、12年間で470件
読売新聞 2012年7月4日(水)20時17分配信

 1998年から2009年度の12年間で、学校の体育の授業や部活動で生徒が死亡する事故が470件起きていたことが分かった。

 重い障害を負ったのは120件。文部科学省の有識者会議が4日にとりまとめた報告書で明らかになった。

 調査は、独立行政法人「日本スポーツ振興センター」が災害共済給付として支払った死亡・障害見舞金の実績を分析した。

 死亡・重度の障害事故の件数は00年度の78件をピークに減少傾向となり、09年度は23件だった。理由について報告書は、健康診断で心電図検査が導入され、突然死を未然に防いだことなどを挙げた。

 男子が83%、女子が17%。学校種別では、小学校60件(10%)、中学校188件(32%)、高校342件(58%)。中学・高校は、部活動中の事故が6割を占めた。

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