女子生徒に「グラウンド100周」…5人熱中症

女子生徒に「グラウンド100周」…5人熱中症
読売新聞 2012年7月24日(火)11時29分配信

 栃木県高根沢町内の中学校で、バレーボール部顧問の40歳代の男性教諭が、部員の女子生徒12人に「グラウンドを100周走れ」と指示して走らせ、5人が体調不良を訴えて病院で熱中症と診断されていたことが24日、わかった。

 町教委は男性教諭に口頭で「指導は行き過ぎで配慮が足りなかった」と厳重注意した。

 町教委によると、教諭は14日午前10時30分頃、同校で開かれた他校との練習試合の合間に命じた。1周約200メートルを約40分間約3・2キロ(16周)走った時点で、生徒1人が嘔吐(おうと)や手足のしびれを訴え、その後、1人が体調不良を訴えた。12人のうち10人が計約80分間走って中止。計5人が同様の症状を訴えて病院に運ばれ、血液検査の結果、熱中症と診断された。宇都宮地方気象台によると、同日10時30分現在の気温は27・4度だった。5人は快方に向かい、21、22日に開かれた地区大会に出場した。

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「100周走れ」中学生5人が熱中症
TBS系(JNN) 2012年7月24日(火)19時19分配信

 列島は東北をのぞいて梅雨が明けましたが、雨にかわって心配なのが熱中症です。熱中症で救急搬送された人数は先週は5467人と前の週からは倍以上に増え、死者も13人出ています。今週も暑い日が続くので注意が必要です。こうした中、栃木県の中学校では今月14日、バレー部の顧問の教師が「グラウンドを100周走れ」と指示し、生徒5人が熱中症になっていたことがわかりました。

 今月14日、栃木県高根沢町の中学校。女子バレーボール部の顧問の40代の男性教諭が部員に命じたのは、1周200メートルのグラウンドを100周走ることでした。

 練習試合の後、12人がおよそ1時間半グラウンドを走りましたが、5人が次々と頭痛や吐き気を訴え病院に運ばれました。「熱中症」と診断されましたがいずれも軽症で、その日のうちに帰宅したといいます。この日の気温は28度前後。朝のうちの雨で、湿度が非常に高い状況でした。

 「スポーツ中は熱中症が起きやすい。体の中に熱がたまりやすいから、気温が高いだけでなく、湿度が高いことも熱中症になりやすい要素」(国立スポーツ科学センター・小松裕医師)

 「グラウンド100周」を命じた教諭は、「体力づくりと精神を鍛えるためだったが、配慮が足りなかった」と話していて、学校側は保護者に謝罪し、教諭を顧問から外しました。

 24日は東京・府中市でも東京外国語大学のアメリカンフットボール部の学生4人が、練習中に熱中症とみられる症状を訴えて病院に運ばれました。

 夏の部活動中の熱中症。一歩間違えれば命に関わる事態となります。茨城県水戸市の高校では、3年前、剣道部の夏合宿中に高校1年(当時)の男子生徒が熱中症で死亡しました。

 「中高生のスポーツ現場では指導者の役割が大きい。休憩時間を多くするとか生徒の様子に目を配ることが大事」(国立スポーツ科学センター・小松裕医師)
(24日16:13)

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