防衛医大栄養士の男、粉ミルクの談合容疑で逮捕
読売新聞 2012年8月28日(火)23時58分配信
埼玉県警捜査2課と所沢署は28日、同県所沢市泉町、防衛技官で防衛医科大学校病院事務部医事課栄養士の土橋義広容疑者(56)を競売等妨害(談合)、公契約関係競売等妨害の容疑で逮捕した。
発表によると、土橋容疑者は2010年3月下旬〜11年9月下旬に計4回行われた粉ミルクの売買単価契約の一般競争入札で、入札前に、粉ミルク製造販売会社4社の担当者に対し、文書や電話で価格を教え、特定の業者に落札させるよう談合した疑い。刑法の公契約関係競売等妨害罪は、11年の法改正で、それまでの競売等妨害罪に代わり設けられた。
土橋容疑者は約30年前から栄養士として同病院に勤務し、食品などの入札事務を一手に担当。粉ミルクの入札は半年に1度行われ、06年頃から現在の4社が順番に落札するようになったという。県警は、同時期頃から談合が始まったとみて4社の担当者6人からも任意で事情を聞いている。
県警は今年5月、陸上自衛隊警務隊から情報提供を受け、捜査を進めていた。
調べに対し、土橋容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
防衛医科大学校の三浦総一郎校長は「誠に遺憾で、深くおわび申し上げる。事実関係を調査し、厳正に対処する。全ての職員に対して規律の保持を強く指導し、再発防止に努める」とのコメントを出した。