いじめ:小学4年の保護者が被害届け出−−高岡署 /富山

いじめ:小学4年の保護者が被害届け出−−高岡署 /富山
毎日新聞 2012年8月31日(金)16時0分配信

 高岡市内の市立小学校で7月、小学4年の男子児童が同級生や上級生たちから首を押さえつけられるなどの暴力を受けたとして、児童の保護者が高岡署に被害の届け出をしていたことが30日、市教委や学校などへの取材でわかった。同署は傷害などの非行内容で双方から話を聴いている。学校側はこの行為をいじめと捉え、被害者の両親に謝罪。市教委は「(暴力的な行為は)継続的なものではないが、児童に怖い思いをさせて申し訳ない」としている。
 同校や市教委によると、7月17日の休み時間、男児はブランコの使用などを巡って、同級生とけんかになった。それを見た複数の上級生が止めに入った際、男児は上級生から腕で首を押さえつけられるなどしたという。
 男児はその日午後の授業は受けたが、24日の終業式まで欠席。病院で受診したところ、腹部打撲で軽傷と診断されたという。
 校長は19日に男児の保護者に謝罪。経緯を伝えたが、保護者は学校側に「上級生たちに囲まれて一方的に暴力を受けた」と主張しているという。
 校長は「被害者側には全部正直に話しているが、互いの認識がずれている。管理の目が行き届いていなかったのは申し訳ない。2学期からは担任を替える」と話している。【大森治幸、成田有佳】

8月31日朝刊

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