頭部骨折の大津市教育長「いじめ許さない学校つくる」 3週間ぶり登庁

頭部骨折の大津市教育長「いじめ許さない学校つくる」 3週間ぶり登庁
産経新聞 2012年9月4日(火)20時10分配信

 大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題をめぐり、8月にさいたま市の男子大学生(19)にハンマーで殴られ、頭部骨折などで療養中だった同市教育委員会の澤村憲次教育長(65)が4日午後、約3週間ぶりに市役所に登庁。「職責をまっとうし、いじめを許さない学校づくりに取り組む」と話した。

 澤村教育長は市内の病院に入院していたが、2日午後に退院。主治医から今後3カ月〜半年間の業務軽減が必要との診断を受け、当分の間、自宅療養を続けるという。

 澤村教育長はまだ右目にはれが残り、報道陣に対し「当面は安静に努め、徐々に執務ができるようにしたい。できるだけ早く職場復帰したい」と用意したメモをゆっくりと読み上げた。

 澤村教育長は8月15日午前7時50分ごろ、市役所内で男子大学生にハンマーで右側頭部を殴られ、頭部骨折や顔面打撲などのけがをした。

 大津地検は4日、殺人未遂容疑で逮捕された男子大学生について、精神状態を調べるため地裁に鑑定留置を請求し認められたと明らかにした。

 地検は鑑定留置について「家庭裁判所に送致するにあたり意見をつけるため」としている。留置期間は発表していない。

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<大津教育長襲撃>逮捕の19歳学生を鑑定留置
毎日新聞 2012年9月4日(火)20時58分配信

 大津市役所別館の教育長室で先月15日、大津市教委の沢村憲次教育長(65)がハンマーで殴られ負傷した事件で、大津地検は4日、滋賀県警に殺人未遂容疑で逮捕された私立大の男子学生(19)=さいたま市=について、精神状態を調べる鑑定留置を大津地裁に請求し認められたと発表した。「家裁送致に必要な措置」と説明している。留置は8月31日からで、期間は明らかにしていない。

 捜査関係者によると、男子学生は7月末にさいたま市を出発。電車を乗り継いだり野宿を繰り返したりして大津市に入り、同市周辺でハンマーを購入したらしい。県警の調べに対し「沢村教育長が真実を隠していると思い、許せなかった。殺すつもりだった」と動機を説明しているという。

 頭蓋底(ずがいてい)骨折や右眼球打撲などで全治3週間と診断され入院していた沢村教育長は4日、市役所で退院報告をし、「信頼回復と子どもが安心して学べる教育環境の充実のため、早く職場復帰して職責を全うしたい」と語った。

 退院は2日で、最低3カ月間は精神的負担を伴う業務の軽減が必要と診断されたため、公務復帰の時期は未定で、当面は自宅療養するという。市は沢村教育長の登庁時などの警備を強化する。【村山豪、千葉紀和】

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