天童女子中生自殺第三者委、人選の枠組みで合意 市教委と遺族面談、設置要綱近く決定

天童女子中生自殺第三者委、人選の枠組みで合意 市教委と遺族面談、設置要綱近く決定
山形新聞 2014年9月12日 8時37分配信

 学校でのいじめに悩んでいた天童市の女子中学生=当時(12)=が自殺した問題で、第三者による調査委員会の設置に向けた市教育委員会と遺族の面談が11日、同市内で行われ、第三者委の運用の基本となる設置要綱について両者が合意、委員の人選方法についてもおおむね一致した。発生から8カ月が経過し、ようやく真相究明に向けた枠組みが固まった。

 面談は市教育委員会庁舎であり、水戸部知之教育長と市教育委員4人、女子生徒の両親と代理人弁護士が出席。午後6時に始まり、午後11時ごろに終了した。

 面談後、佐藤通隆教育委員長は「双方が意見を出し合い、設置要綱と委員の人選の枠組みについて合意できた。大きな前進だ」と話した。設置要綱は、近く開く教育委員会で正式に決定し、あらためて告示する。委員については弁護士3人、学識経験者3人の計6人とする。

 遺族側が県内外から広く選任することを望んだことから、学識経験者はいずれも県外者とし、いじめ問題に詳しい人材を選ぶ。委員の推薦を依頼する団体は今後、協議する。弁護士については県内外の3人で調整する方針。

 設置の時期に関し、佐藤委員長は「委員の推薦は相手の都合もある。できるだけ早く設置したい」と述べるにとどめた。

 約5時間に及んだ協議について、代理人弁護士は「互いに、いろいろと要望や意見を出した。結果について満足とは言い難いが、互いに納得する形で合意できた」と述べた。

娘の尊厳の回復願う―女子生徒の父親
 女子生徒の父親は「なんでもっと早く面談に応じてもらえなかったのか不思議だ。(第三者委には)まず事実を究明してもらい、(市教委には)事実に基づいた対応をしてほしい。娘の尊厳の回復を願っている」と胸の内を語った。

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