給食費紛失、未採点の答案、テストの実施失念、過去の点数で成績処理… 県教委、尼崎の小学校教諭を処分
神戸新聞NEXT 2023/2/21(火) 17:23配信
兵庫県教育委員会は21日、児童から預かった学校徴収金を一時紛失するなどした尼崎市立小学校の男性教諭(30)を停職1カ月にするなど、2件の懲戒処分を発表した。
県教委によると、男性教諭は2020年10月ごろ、滞納分の給食費など手渡しされた約5万円を紛失。徴収金はロッカーの中で発見されたが、捜す中でテストの未採点の答案用紙が教室で見つかり、その後の調査でさらに未返却の答案用紙がごみ集積所で見つかった。
また、学年全体で実施するテストを失念していたことを隠すため、過去のテストの点数で成績処理を行っていたことも判明。男性教諭はその後休職し、退職の意向を示しているという。
このほか県教委は、播磨西地区の特別支援学校の20代男性教諭を、言葉を話せない女子生徒の膝の上に座ったとして減給10分の1(1カ月)にした。