生徒18人全員の無事確認…ボート転覆事故
読売新聞 2012年12月27日(木)0時3分配信
千葉県東庄(とうのしょう)町の黒部川で26日、合同練習中の高校生のボートが転覆した事故で、川に投げ出された生徒18人全員の無事が確認された。
このうち、低体温症で病院に搬送された6人も夜までに退院した。合同練習を担当した関係者は、練習を始めた後になって風や波が強くなり、転覆したと証言。県警は判断に問題がなかったか調べている。運輸安全委員会も船舶事故調査官3人を現地に派遣した。
練習を主催した県教委と県ボート協会の関係者が同日午後、記者会見した。
練習には千葉、茨城など5県9校から39人が参加し、このうち34人が同日午前9時頃、1人乗りボートの練習を開始。風も波も弱く、問題ないと判断したという。しかし、10時頃から風が強まり、同15分頃に2艇が転覆。教諭らは接岸するよう指示したが、転覆するボートが続出した。教諭らは生徒をモーターボートに引き上げたり、岸からロープを投げたりして救助した。