元代表らに猶予判決 建築技士替え玉受験

元代表らに猶予判決 建築技士替え玉受験
2009年7月15日15時43分配信 産経新聞

 建築施工管理技士などの国家資格検定をめぐる替え玉受験事件で、有印私文書偽造・同行使の罪に問われた資格スクール元代表、足立憲治被告(53)と元講師、西垣健次被告(56)の判決公判が15日、大阪地裁であった。

 遠藤邦彦裁判官は「職業的知識を悪用した悪質な犯行だが、件数が多数とまではいえず、周囲に更生を支える人がいる」として、足立被告に懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役3年6月)、西垣被告に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。

 判決によると、足立被告らは平成17〜20年、依頼者と共謀し、受験申請書に西垣被告の顔写真を張り付けるなどして偽造。さらに試験の際に依頼者名義の答案を偽造し、提出した。

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