忘れた資料捜してと女性准教授、アカハラで減給
読売新聞 2014年08月06日 11時55分
岡山大は5日、学生に私的な手伝いをさせるなどのアカデミック・ハラスメント(教育・研究機関での嫌がらせ)があったとして、1日付で女性准教授を減給(日給の2分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
同大学によると、准教授は2012年10月、タクシー内に忘れた研究資料を男子学生に捜させるなど、研究とは無関係な私用を手伝わせた。大学は同学生からの相談を受け、調査していた。学生は今年3月に退学したという。
アカハラの大学院准教授を減給 岡山大が処分発表
山陽新聞 2014年08月05日 20時35分 更新
岡山大は5日、学生に対し地位などを利用して嫌がらせするアカデミック・ハラスメント(アカハラ)行為があったとして大学院の准教授女性を減給(平均賃金1日分の2分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
同大によると、准教授は2012年10月、男子学生に学内で私的な用事に24時間以上付き合わせたり、研究と関係のない情報収集をさせるなどした。
学生は同月、大学へ相談。ハラスメント防止委員会が昨年5月まで調停したが不調に終わり、その後の聞き取り調査などからアカハラ行為があったと判断した。准教授は「アカハラの認識はなく、配慮が足りなかった」と話しているという。
森田潔学長は「決して許されるものではなく、厳正な処分をした。事態を重く受け止め、防止に取り組む」とコメントした。