女性インターンにわいせつ行為、ソウル大教授を送検
朝鮮日報 2014/11/11 10:18
ソウル北部地検刑事3部(ユ・ジュンギ部長)は10日、国際学術大会の組織委員会で一緒に活動していたインターンの女性にわいせつな行為をしたとして、ソウル大学数理科学部のA教授に対し捜査を行っていると発表した。
警察などによると、A教授は今年7月28日午後、ソウル市の漢江公園にあるベンチで、別の大学に通う20代の女性を自分の膝に座らせ、胸を触った疑いが持たれている。女性は当時、8月にソウルで行われた国際数学者会議の組織委員会でインターンとして働き、執行委員を務めたA教授を補佐していた。
国際数学者会議は「数学のノーベル賞」といわれるフィールズ賞の授賞式が行われる国際的な学術大会で、韓国で開催されるのは今年が初めてだった。A教授は本大会で講演も行った。
事件は組織委員会の会食に出席したA教授と女性が一緒に帰宅する途中で発生し、女性はその翌日にインターンを辞めたという。9月に捜査に着手した警察は今月初め、起訴すべきとの意見を付し、A教授を送検した。捜査関係者は「警察の捜査に対し、A教授は容疑を一部認めた」と説明した。
A教授によるわいせつ事件が明らかになるや、ソウル大内部のインターネットの掲示板には、過去にA教授からわいせつな行為をされたという女子学生たちの証言が相次いで寄せられた。A教授の授業を履修したある学生は「数カ月間にわたり、A教授から『二人きりで会おう』という連絡が頻繁にあり、困惑していた。実際に二人だけで会ったところ、わいせつな行為をされた」と話した。一方、A教授は本紙の電話取材に対し「今はショックが大きく、何も話したくない」と述べた。
イ・ギムン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版