青森高校教諭の女子生徒着替え盗撮で校長が陳謝/きょう生徒に説明/青森県青森市
Web東奥 2014年12月15日(月)10時19分配信
青森高校教諭の原子真輝容疑者(26)=青森市蛍沢3丁目=が、修学旅行先の京都市内のホテルで女子生徒らの着替えを盗撮したとして、京都府迷惑行為防止条例違反容疑で13日に京都府警下京署に逮捕された事件で、同校の小川伸悦校長は14日、本紙取材に「生徒や保護者に申し訳ない」と陳謝、できるだけ早く保護者会を開く考えを示した。
小川校長によると、修学旅行は9日から4泊5日で行われ、2年生約280人が参加。ホテル関係者が13日朝、置き時計型のビデオカメラと、原子容疑者が女風呂付近で不審な行動を取っている様子が撮影された防犯カメラ映像を小川校長に示し「警察に届ける」と説明。警察側の要請に応じ、小川校長と原子容疑者が同署へ出向いた。
原子容疑者は今春、十和田工業高校から青森高校へ赴任。2学年のクラス副担任で、数学を受け持ち、ラグビー部顧問を務めていた。勤務態度に変わった様子はなかったという。
14日午後、青森市へ戻った小川校長は取材に「子どもの安心・安全を保障すべき教師に、このような行為があったとすれば非常に残念」と述べた。
事件について、同校は15日に1、3年生を対象に事情を説明する予定。2年生は15日が代休のため、16日以降に生徒や保護者に説明し、生徒へのケアのため県教委にカウンセラー派遣も要請する。
原子容疑者の逮捕を受け、中村充教育長は14日、「事実とすれば、教員として絶対にあるまじき、生徒や保護者の信頼を著しく損ねる行為」とするコメントを出した。県教委は、事実関係を調査した上で同容疑者の処分などを決定する。