女子高生死亡「複合的要因で自殺」 青森県審議会が報告
朝日新聞デジタル 2014年12月23日 11時50分配信
今年7月に青森県立八戸北高2年の女子生徒(当時17)が登校後に行方不明となり、遺体で発見された問題で、事実関係の調査を行ってきた県教育委員会の第三者機関「県いじめ防止対策審議会」は23日、「いじめに相当する行為はあったと判断するが、自殺はいじめにより直接的に引き起こされたものではなく、重度の摂食障害、友人関係などの幾重にも重なった複合的因子により惹起(じゃっき)」などとする調査報告書をまとめた。
女子生徒の両親が「いじめによる自殺の可能性が高い」と訴えたため、県教委はいじめ防止対策推進法で定められた「重大事態」と位置づけた。大学教授、弁護士、医師ら7人の委員で10回の審議を重ねた。