生徒に体罰、鼓膜破る 県立高バスケ部顧問を処分 静岡県教委
@S[アットエス] by 静岡新聞 2016年2月18日(木)7時10分配信
静岡県教委は17日、部活動の指導で生徒に体罰を行ったとして、県立高の男子バスケットボール部顧問の男性教諭(34)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
県教委によると、教諭は1月26日午後7時半ごろ、校内の体育館で男子生徒の頬を平手で1回たたき、左耳の鼓膜を破るけがを負わせた。教諭は校長に体罰を申し出た。生徒のけがは1週間程度で回復したという。
教諭は昨年も、この生徒や他の生徒に頬や頭をたたくなどの体罰を行っていたと申告し、「懲罰的に行った。指導に対する考えが至らず反省している」と話したという。
同校は同教諭を部活の指導から外した。同校男子バスケットボール部は公立高の強豪で、教諭は昨年4月に赴任したばかりだった。
県教委による体罰を理由にした懲戒処分は本年度初めて。木苗直秀教育長は「教職員に対する信頼を著しく失わせ、深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。