教え子7人にわいせつ行為 元小学校講師に懲役9年判決
朝日新聞デジタル 2018/1/25(木) 18:28配信
勤務先の京都府南部の公立小学校で女児7人にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の罪に問われた元常勤講師の男(28)=昨年5月に懲戒免職=に、京都地裁(御山(みやま)真理子裁判官)は25日、懲役9年(求刑懲役10年)の実刑判決を言い渡した。被害児童の特定を避けるため審理では被告の氏名も非公開で、被害者保護と裁判公開の原則との調整の難しさを考えさせる事例となった。
判決によると、元講師は小学校の講師だった2015年3月から昨年5月、女児7人の体を校内の女子トイレなどで触ったり、動画でその様子を撮影したりした。判決は「指導を装い、欲望を満たそうとした」と指摘、「計画的で悪質性は極めて高い。女児の尊厳を踏みにじった」と述べた。
法廷で元講師は「女児に性的魅力を感じた」と述べた。7人の女児の被害について起訴されたが、府教委に自ら報告した被害児童数については、「12人」と証言した。
公判は、被害児童の学校名などの特定につながりかねない被告の情報も非公開にして審理を進める異例の展開となった。被害児童を「A」「G」などとする一方、元講師は「被告人」の呼称で通し、氏名などを確かめる際も紙を渡して確認を求めた。
裁判官は初公判の際、「被害者を特定される恐れがあるので(被告の氏名は)明らかにしない」と説明したが、被害児童の父親は意見陳述で「被害者保護の観点から加害者まで匿名になっている」と複雑な心情を吐露した。
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<強制わいせつ>元小学校講師に懲役9年 氏名など匿名審理
毎日新聞 2018/1/25(木) 19:48配信
勤務していた京都府内の公立小学校などで女子児童7人の体を触ったなどとして、強制わいせつの罪などに問われた被告の元講師の男(28)に対し、京都地裁は25日、懲役9年(求刑・同10年)を言い渡した。御山真理子裁判官は「信頼できるはずの教師から被害を受け、女児の将来に重大な悪影響が懸念される」と指弾した。
判決によると、被告は2015年3月〜17年5月、学校のトイレや屋上などで6〜11歳(当時)の女児7人に対し、下半身を触ったり、動画撮影をしたりと9件のわいせつ行為を繰り返した。
地裁は被害者が特定されることを避けるため、公判で被告の氏名や勤務先などを伏せ、判決でも名前を呼ばなかった。御山裁判官は量刑理由で「写真撮影や検尿と言って警戒感を解く巧妙な手口で、女児の尊厳を踏みにじった」と述べた。【飼手勇介】
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校外学習下見でも犯行準備 京都、わいせつ元講師に実刑
京都新聞 1/25(木) 22:41配信
京都府南部の公立小で教え子の女児7人にわいせつ行為をしたとして、強制わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪に問われた20代の元講師=懲戒免職=の判決が25日、京都地裁であった。御山真理子裁判官は「教職の立場を利用した犯行で、性的搾取は甚だしく、女児の尊厳を踏みにじった」として、懲役9年(求刑懲役10年)を言い渡した。
判決によると、元講師は2015年3月〜17年5月にかけ、教室や女子トイレなどで当時6〜11歳の女児7人の服を脱がせたり下半身を触ったりするなどし、スマートフォンなどで撮影した。
元講師は検尿などを名目に一緒にトイレに入ったほか、校外学習の下見で犯行可能なトイレを確認するなどしていた。御山裁判官は「女児の未熟さにつけ込んで警戒感を解く巧妙な手口で、計画的。女児は本来信頼できるはずの教職にある被告から被害を受け、将来の重大な悪影響も懸念される。結果は重大で刑事責任は重い」と述べた。
裁判は被害者の特定を避けるため、被告も匿名で実施された。
京都府教育委員会教職員人事課は「判決を非常に重く受け止めている。学校教育への信頼を裏切る断じて許されない行為で極めて遺憾。不祥事の根絶に向けて全力で取り組む」とコメントした。
起訴状では、2015〜17年にかけ、教室や女子トイレなどで当時6〜11歳の女児計7人の服を脱がせたり陰部を触ったりするなどした。さらにスマートフォンなどで撮影し、保存した、としている。
被告人質問によると、被告は大学で子どもと接するサークルなどに所属。その頃から、小学校低学年の女児に性的な魅力を感じ始めたという。教師になって1年後に担任になった年から、検尿を装うなどして計12人の女児にわいせつ行為をしたという。被告は「女児は深いトラウマ(心的外傷)になっていないだろうと身勝手に考えた」と説明した。