強制わいせつ事件で休園、園児の両親5組がこども園を賠償提訴 大阪

強制わいせつ事件で休園、園児の両親5組がこども園を賠償提訴 大阪
毎日新聞 2019/5/27(月) 19:34配信

 大阪府八尾市の私立認定こども園の職員が園児へのわいせつ事件を起こし、保育士が大量に退職して休園に追い込まれたとして、子どもを通わせていた両親5組が27日、園側や指導する市に計550万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。保護者らは「子どもたちは転園を強いられ、安心して保育を受けられる環境を奪われた」と主張している。

 訴状などによると昨年6〜8月、当時の園長の息子で職員だった男(31)が、園児2人の体を触ったとする強制わいせつ容疑で逮捕・起訴された。

 その後、「事件を隠そうとした」などと園の運営方針に反発した保育士らが次々と退職。園側は新たな保育士を確保できず今年4月から休園している。園児約160人は別々の保育施設へ転園を余儀なくされた。

 保護者側は、園を運営する社会福祉法人と当時の幹部らが休園を回避するために適切な対策を取らず、市も指導監督が不十分だったと主張している。

 保護者らは提訴後に大阪市内で記者会見し、子どもたちが新たな施設になじめず通園を渋ったり、夜泣きをしたりするようになったと訴えた。保護者の女性は「園や市がもっと早く対応してくれたら、子どもが苦しまずに済んだ」と話した。

 八尾市は「訴状が届いておらずコメントは控える」としている。【村松洋】

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