熊本県あさぎり町の小学教諭、暴行で罰金 児童に平手打ちか 人吉簡裁
熊本日日新聞 2019/8/11(日) 11:07配信
熊本県あさぎり町の小学校に勤務する30代の男性教諭が、担任していた男子児童への暴行罪で、人吉簡裁から罰金5万円の略式命令を受けていたことが10日、分かった。命令は1日付。
学校や保護者らによると、昨年11月26日、教諭は担任していた低学年の児童を、教室で指導をした際、平手打ちをしたらしい。児童は進級後、学校を休みがちになっているという。保護者が多良木署に被害届を提出。教諭は暴行の疑いで書類送検され、7月25日付で略式起訴されていた。
町教委は「指導中に身体的な接触があったことは把握している」と説明。県教委は「体罰ではなく、不適切な指導だったとの報告を受けていたので、改めて事実確認したい」としている。
保護者は「学校側が当初、適切に対応してくれていれば被害届は出さなかった」と話している。同小校長は「児童が以前のように登校できるように配慮していきたい」と話している。(園田琢磨)
(2019年8月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)