「同級生嫌がらせ、教諭が不適切対応」、少年と両親が市を提訴 京都、損害賠償求める
京都新聞 2021/8/16(月) 20:46配信
京都市の小学校で同級生から嫌がらせを受けた際に教諭から不適切な対応を取られたとして、市立小に通っていた少年と両親が16日、京都市に330万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。
訴状によると、少年は小学4年から同級生に悪口を言われるなどして、6年の2019年春に長崎県内の小学校に転校。その後、元担任の教諭から「(同級生と)話す時間をつくりたい。悪いようにはしない」と説得され、同年7月に同級生らと面談したが、教諭は少年に対し、転校前に嫌がらせの内容を記した手紙を友人に渡したことについての反省や、同級生への謝罪を求めた。少年は面談後に不眠になり、適応障害と診断されたと主張している。
京都市教委は「誠実に対応してきたと考えている。訴状が届いていないが、対応を検討する」とコメントした。