「性犯罪」発生した青少年施設、4年間ずさんな職員管理=韓国

「性犯罪」発生した青少年施設、4年間ずさんな職員管理=韓国
WoW!Korea 2022/3/2(水) 11:49配信

夜間の指導教師が青少年に性犯罪を犯し営業停止処分を受けた韓国の児童青少年施設が4年間、職員の採用過程で性犯罪履歴の照会をしないなど、ずさんな職員管理をしていたことがわかった。

1日イーデイリーの取材によると、ソウルのヨンドゥンポ(永登浦)区にあるサレジオ青少年センターは2016年から2019年までの4年間、職員の採用時に性犯罪履歴の照会をせず、昨年7月に永登浦区庁から過料300万ウォン(約28万円)の処分を受けた。

児童・青少年の性保護に関する法律(青少年保護法)と児童福祉法によると、児童・青少年に関連する機関長には職員の採用時に性犯罪履歴の照会と児童虐待関連犯罪の履歴を確認する義務がある。青少年保護法は19歳未満、児童福祉法は満18歳未満を児童と規定している。

また、2019年2月には児童虐待行為が発生したという疑いも持たれている。ソウル永登浦児童保護専門機関による調査の結果、センターのA教師は体が濡れた状態だった10代の児童に下着だけを着せた後、故意に冷たい風を当て、罵声(ばせい)を浴びせるなどの言葉による暴力を振るった状況が明らかになった。この事件は現在、警察が捜査している。

天主教(カトリック)韓国サレジオ会が運営するこのセンターは、相対的に軽い罪を犯した10代の少年犯らが生活する場所だ。このセンターは2018年に夜間指導教師が約2か月間、児童・青少年32人にセクハラ・類似性行為・不法撮影を行い問題となった場所でもある。これによりセンターは2020年8月に区庁から営業停止3か月の処分を受けており、裁判にかけられた指導教師はソウル南部地方裁判所で懲役4年の刑が確定した。

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