学校法人「清風学園」補助金含む運営資金で高額ギター大量購入問題 山形市佐藤市長「ガバナンスの問題」
テレビユー山形 2022/10/17(月) 19:01配信
山形市と天童市で認可保育園などを運営する学校法人「清風学園」が、自治体の補助金を含む運営資金から高額なギターを40本近く購入していた問題。山形市の佐藤市長は「法人規定のルール適用や管理運営ができていない」と指摘し、今後、さらに調査を進めた上で、学園に対し、処分なども含め対応していく考えを示しました。
清風学園は、年間およそ4億円の補助金を県や山形市、天童市から受け取っています。
学園は、この補助金を含む運営費から100万円を超える高額なギターなどここ10年ほどで40本近いギターを購入していて総額はおよそ2200万円にのぼるということです。その中には未開封のものもあり、施設で使われていなかった可能性もあります。
これまで山形市や天童市、県が学園への立ち入り調査を行い、高額な物品を購入した際の会計処理を確認したということです。これまで行った調査について問われた山形市の佐藤市長は。
(山形市佐藤市長)
「感じるのはガバナンスの問題。例えば、経理等の手続きが、本来成すべきやり方で成されていない」
市の調査で、清風学園は備品を購入する際に必要な業者から見積書をもらっていなかったことや、購入手続きで理事会の決済を取っていなかったことなど、数々の問題点が発覚したということです。
(山形市佐藤市長)
「引き続き調査を進めた上で、調査の内容に乗っ取った対応をとることになる」
佐藤市長は、県や天童市などと連携しながら調査を進め、結果次第では行政指導や処分などを含め、対応する考えを示しました。
一方、清風学園は、TUYの取材に対し「担当者がいないので答えられない」としています。