女子生徒にわいせつ動画送らせ児童ポルノ製造、20代の中学臨時講師を懲戒免職処分
読売新聞オンライン 2024/3/29(金) 10:30配信
愛知県教育委員会は28日、学校が管理する口座から1600万円以上を着服した中学の男性事務職員と、女子生徒にわいせつな姿の動画を送らせた中学の男性臨時講師を懲戒免職処分にした。このほかに3人を停職などの懲戒処分にした。今年度の懲戒処分は計27件で過去5年で最多となった。
発表によると、懲戒免職になった長久手市立北中の事務職員の男性主事(34)は、2022年5月〜23年10月、56回にわたり、保護者らから教材費などとして集めていた口座から計約1644万円を着服し、カードローンの返済にあてた。全額弁済されたが、同校は業務上横領容疑で県警に告訴している。
もう一人は、東三河地区の公立中の20歳代男性臨時講師で、23年4月〜7月、同中の女子生徒と複数回抱き合い、同年9月にはSNSで生徒にわいせつな動画を送信させた。県警に性的映像送信要求、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の容疑で逮捕され、簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
また、23年9月に豊橋市内の路上で女性の尻を触ったとして県警に不同意わいせつ容疑で逮捕され、県迷惑行為防止条例違反で罰金30万円の略式命令を受けた同市立高師台中の教諭(38)を停職6か月にした。
担任する児童に、人格を否定する発言をしていた常滑市立常滑東小の女性教諭(29)は停職3か月、乗用車で小学校に通勤する際に制限速度を時速50キロ以上超過した東浦町立片葩(かたは)小の男性教諭(25)は減給10分の1(5か月)となった。