教諭不祥事再発防止へ研修 岡山市教委

教諭不祥事再発防止へ研修 岡山市教委
山陽新聞 2012/12/19 9:31

 岡山市立小中学校で教諭による不祥事が相次いでいるのを受け、市教委は18日、再発防止に向けた教職員研修会を始めた。市立の幼稚園と小中高校全196校園の全教職員を対象とし、来年1月24日まで中学校区単位に37会場で行う。

 初日は3会場であり、山脇健教育長は福田小(南区古新田)を訪れ、福田幼と福田中からの出席者を含め教職員約70人に「不祥事が起きれば培ってきた信頼は一度に崩れてしまう。未来を担う子どもを育てているという使命感をしっかり持ってほしい」と話した。教職員はグループに分かれて飲酒運転、わいせつ行為を防ぐための方策を話し合った。

 研修会は36中学校区ごとに設ける会場と後楽館中高(北区南方)で行う。

 市教委は本年度、女子生徒の体を触ったり、酒気帯び運転で事故を起こしたなどとして4件で教諭ら5人を懲戒処分とした。臨時校園長会を開いて再発防止を図ってきたが、不祥事が後を絶たないため、市教委幹部が教職員に直接呼び掛ける研修会に踏み切った。

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