館山の中2自殺:「教員見ぬふり」指摘も 再アンケート、父親の意向に反し記名式 /千葉

館山の中2自殺:「教員見ぬふり」指摘も 再アンケート、父親の意向に反し記名式 /千葉
毎日新聞 2012年12月27日(木)12時18分配信

 「部活動の顧問は(男子生徒へのいじめを)知っていたのに知らないふりをしていた」「担任も見て見ぬふりだった」−−。4年前、自ら命を絶った館山市の中学2年の男子生徒を巡り、同市教委が先月実施した当時の同級生らへの再アンケート。学校側の“隠蔽(いんぺい)体質”を指摘する意見も書き込まれていた。
 26日、市教委が公表した再アンケートの集計は回答した306人分をA3判13ページにまとめた。公表資料は個人名などを伏せたが「父親には原文のまま渡した」としている。
 「本件に関し、いじめと思われる行為を見たり、聞いたりしたか」の質問に対し、31人が「ある」と回答。「殴る蹴るの暴力」「親の国籍や服装についてのからかい」のほか、「持ち物をボロボロにされていた」「自転車のタイヤをパンクさせられた」「バスの中で臭いと言われていた」など内容も具体的だ。
 事件直後の保護者会では、当時の校長が「遺族の希望で口外しないで」と呼びかけたという。自殺した生徒の父親は「そんな希望はしていない」と反発しており、「あの時起きたことを隠そうとしている」と学校の対応を批判する保護者の書き込みも複数あった。
 今回の再アンケートは「無記名」による実施を求めた父親の意向に反して「記名式」で実施された。「今さら、こんな調査をして何になるのか」という声がある一方で、「これ(記名式)では書きたいことも書けない」との意見もあり、今回のアンケートがどこまで「真相」に迫れたか、疑問も残る。【中島章隆】
12月27日朝刊

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