愛知県立高30校、教員52人が体罰…教委調査

愛知県立高30校、教員52人が体罰…教委調査
読売新聞 2013年1月28日(月)16時22分配信

 愛知県内の県立高校などを対象に昨年4月以降の体罰の実態を調べた結果、30校の教員計52人が生徒に何らかの体罰を行っていたことが28日、県教育委員会が実施した調査でわかった。

 このうち4人は生徒にけがを負わせていたが、重大なケースはないとしている。

 調査は、大阪市立桜宮(さくらのみや)高校での体罰問題を受け、今月11〜25日、県立高校と特別支援学校の計176校(うち3校は分校)を対象に、文部科学省による全国調査とは別に実施。全教員への聞き取りのほか、体罰に関する情報がある場合は生徒にアンケートを行うなどの方法で実施した。

 体罰が確認されたのは、全県立校の約2割弱にあたる30高校の一般教員46人、再任用教員4人、講師2人の計52人。6割(32人)は部活動の顧問で、体罰の頻度は、全体の7割(37人)が「年度内に1、2度」だったが、「頻繁に」という教員も5人いた。

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