体罰:バスケ顧問の中学教諭、男子部員に 県教委が減給処分 /秋田

体罰:バスケ顧問の中学教諭、男子部員に 県教委が減給処分 /秋田
毎日新聞 2013年3月15日(金)12時40分配信

 県教委は14日、秋田市内の30代の男性中学教諭が顧問を務める男子バスケットボール部の部員に体罰をしたとして、同日付で教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
 県教委によると、教諭は11年9月ごろから12年10月ごろまで、複数回にわたり部活動や放課後に、ほとんどの部員にあたる十数人の頭をたたいたり、太ももを蹴ったりしたという。教諭は、けがをしなければ体罰にならないと認識し、「部員にミスが多く、集中してプレーしてほしい」との思いだったという。教諭は臨時講師だった05年度にも同様の体罰を行っていた。先月上旬に臨時保護者会で謝罪後、指導を自粛していたが、保護者や部員の要望で指導に復帰している。
 そのほか同日付で、県南の県立高校の男性教諭(2月27日付で減給10分の1の懲戒処分)が顧問を務める運動部の部員に体罰をしたことの管理監督責任を重くみて、同校の校長を戒告の懲戒処分にした。校長は、昨年8月に県が実施を指示したアンケートで、同部の体罰を指摘した生徒が2人いたことから体罰の調査の必要性を認識しながら、12月まで十分な調査をしていなかったという。【小林洋子】
3月15日朝刊

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