教職員のメンタルヘルス、初の本格対策

教職員のメンタルヘルス、初の本格対策
TBS系(JNN) 2013年3月23日(土)5時36分配信

 うつ病など、教職員のメンタルヘルスについて検討してきた文部科学省の有識者会議は、各都道府県の教育委員会に精神科医を配置することなどを盛り込んだ初の本格的な対策をとりまとめました。

 今回の対策では教職員がメンタルヘルスに不調をきたす背景として「教師の権威が低減し、保護者との関わりなど、業務量が増加している」などと指摘しています。予防のための相談体制の整備として、都道府県の教育委員会に嘱託の精神科医を配置し、各学校の健康管理に関する指導を行うことなどが盛り込まれました。また、学校内では中堅の教職員を「主幹教諭」として配置し、若手教職員が悩みを相談しやすい体制を作るとしています。

 精神疾患による教職員の休職は昨年度はおよそ5300人に上っていますが、文科省による本格的な対策のとりまとめは今回が初めてです。(22日21:30)

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