副学長職解任の教授を不起訴=新潟大の告訴、嫌疑不十分―東京地検
時事通信 2013年3月26日(火)18時23分配信
学長の印鑑を無断使用して高額の医療機器を購入したとして、副学長職を解任され、有印公文書偽造・同行使容疑で新潟大から刑事告訴されていた永山庸男教授(57)について、東京地検特捜部は26日までに、嫌疑不十分で不起訴処分とした。処分は21日付。地検から通知を受けた新潟大が発表した。
永山教授は、新潟大学長の公印・私印を無断で使い、陽子線がん治療機器に関する契約を中堅ゼネコン安藤建設(東京都港区)と締結したとして2011年5月に告訴されていた。
関係者によると、特捜部は、学長の意思に反して契約を締結したとは言えないと判断したとみられる。