保護者の期待に応えようとして平手打ち…依願退職
読売新聞 2013年7月5日(金)20時43分配信
広島市西区の私立山陽高校で5月、バレーボール部顧問の男性教諭が部員3人の顔を平手打ちし、うち1人にあごの骨を折る大けがをさせていたことがわかった。
教諭は6月6日付で依願退職した。
同校によると、教諭は5月26日、市内の別の高校で練習試合6〜7試合を行った際、3年の男子部員3人が指示通りプレーしなかったことに腹を立て、試合が終わるたびに4〜5回ずつ平手打ちしたという。骨折した部員は経過観察のため今も通院している。
教諭は学校の調査に「チームを強くしてほしいという保護者の期待に応えようと、行きすぎた指導をしてしまった」と話したという。高橋一志校長は「校内研修を徹底し、再発防止に努めたい」としている。