藤沢・新生児遺棄事件、元保育士に懲役1年6月を求刑/神奈川
カナロコ by 神奈川新聞 2013年11月13日(水)0時0分配信
自宅で出産した男児の遺体を遺棄したとして、死体遺棄罪に問われた藤沢市、元保育士の無職野上侑麻被告(25)の論告求刑公判が12日、横浜地裁(奥山豪裁判官)で開かれた。検察側が懲役1年6月を求刑、弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は12月4日。
検察側は「出産と死亡した事実を隠す目的でジュエリーケースに遺体を入れた行為は、遺体への冒涜(ぼうとく)」と指摘。「謝罪や後悔の意思が見られない態度は強く非難されるべき」と強調した。
一方、弁護側は「被告人には弔う意思があり、病院を受診するための一時的な保管だった」と無罪を主張。「ジュエリーケースは赤ちゃんを安全に守るのに適した場所だった」と述べた。
野上被告は最終意見陳述で、「今でもいとおしくてたまらない。もし願いがかなうなら、もう一度、私のところに生まれてきてほしい」と声を震わせながら用意した文書を読み上げた。
起訴状などによると、被告は1月14日ごろ、藤沢市の自宅で男児を産んだ後、ジュエリーケースに死体を入れて自宅に遺棄した、とされる。