「1000万円で准教授職に」 甘い誘いは睡眠強盗
産経新聞 2013.11.26 18:45
茨城県警つくば中央署は26日、知人の中学教師に1000万円で大学の准教授職を仲介すると装った上で睡眠薬を飲ませて現金を奪ったとして昏睡強盗の疑いで、水戸市見川、自称塾講師、中村慎一郎容疑者(50)を逮捕した。
逮捕容疑は、中学校教師の男性(50)=茨城県つくば市=に、実在する大学の准教授職の仲介をするとうそを説明。「偉い人が集まって就職に有利になる会がある」と誘い、1月18〜19日、自らが運転する車内で睡眠薬を飲ませ、眠っている合間に男性から現金1000万円を奪った疑い。
署によると、2人は同じ国立大に通っていた。1000万円は、会に参加するために必要だと男性に信じ込ませ、睡眠薬を飲ませる際には「会の決まりで薬を飲むことになっている」と偽っていた。